糀のある生活vol.8
- こうじや京作

- 2024年4月4日
- 読了時間: 3分

<春分の日の小豆糀>
こうじや京作十五代目 髙木 紗央里
春の陽気に包まれて、過ごしやすい季節がやってきましたね。有難いことに京作の繁忙期は、皆様に糀を喜んでいただいている様で無事乗り越えることが出来ホッとしているところです。とはいえ、京作は年中糀造りをしていますのでお味噌を仕込まれる方、糀で何か造りたいなど興味がおありの方はぜひご来店お待ちしております!
京作では塩糀で簡単に日々のご飯を作りますよ!とレシピをご紹介させていただいた回もございました。今回は糀で造る甘いものをおすすめしたいと思います。繁忙期を乗り越える際、心の支えとなっていたひとつに甘いおやつは欠かせないものでした。けれど砂糖たっぷりの甘いものばかりだと身体にも良くなく胃も疲れてしまいます。
そんな時に『小豆糀(あずきこうじ)』はいかがですか。薬膳にも使われる小豆を炊いて、糀と混ぜ合わせ七〜八時間発酵させた発酵食品です。小豆糀は別名『発酵あんこ』とも言われています。糀が小豆の自然な甘みや旨味を引き出してくれて、なんとも後を引く美味しさ。砂糖は一切入っていませんが、糀の発酵の力で甘さはしっかりあるので物足りない!なんてことはありませんよ。小豆を少し硬めに茹でるのか、それとも柔らかく茹でるのか。糀を多めに入れ発酵させると甘めな仕上がりに、小豆と糀を同量にすると小豆の旨味をより感じられさっぱりした仕上がりに、など色々と試していくうちにお好みのあんこが出来るのも楽しいです。
整腸作用のある糀と食物繊維が豊富な小豆の組み合わせで、便秘解消やむくみ改善、デトックス効果もあり免疫力アップが見込めます。そのまま食べるのはもちろん。おはぎにしたり、無糖のヨーグルトにいれたり、パンに塗ってあんバターパンに。凍らせてあずきバーにしたりバリエーションも豊富です。
普段お店では販売しておらず、年に一度だけ京作の小豆糀が登場する日があります。それが春分の日です。「晴れ晴れとした気持ちを明石にゆかりのある方、ステキな作り手の方々、お越しくださる皆様と分かち合う一日」をコンセプトに年に一度春分の日に開催される「ハレワケノイチ」というイベントにて登場します。一九一一年(明治四十四年)に建築され国登録有形文化財に指定されている明石の中崎公会堂で行われるのですが、この中崎公会堂はこけら落としに夏目漱石が講演した歴史があるそう。とても趣のある建物ですよ。ハレワケノイチは、魅力的なお店ばかり出店されていて毎回オープン前には行列が出来るほど人気!終始心地の良い雰囲気の中で行われます。初年度より京作も声をかけていただき、参加しております。普段イベント等に出ない京作が唯一出店するイベントなので、普段お会いしない方との一期一会の出会いもございます。まだまだイベント出店に慣れておらずてんやわんやしていますが、皆さんにお会いするのが楽しみでとてもいい刺激をいただける一日なのです。来年の春分の日はハレワケノイチへ!ぜひ『春分の日の小豆糀』をゲットしにいらしてくださいね。
次回も糀に纏わるお話をさせていただきます。お楽しみに。




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